子供がいじめに遭っている時の対処法

子供がいじめに遭っている時の対処法

子供がいじめに遭っている時の対処法

  『子供がいじめに遭っていることを知った』こんな時には複雑な気持ちになるでしょうし、
  『どう対処するべきか』これに悩むでしょう。

  実際に『親がいじめ問題にどのくらい手を貸すか』というのは難しい問題で、
  やり方次第では一人では何もできない人間になってしまいますし、
  かといって放置してしまえば逃げる性格になったり、
  それ以上に最悪の結末になることもありますので、しっかり対処することが大切になります。

  まず言えることは『正解は一人一人違う』ということです。
  そのためこのHPで紹介している方法で対処したからと言って、
  それが正しいとは限りませんので予めご理解ください。

  ここでは『私ならばこうして欲しかった』『こうしてくれれば解決できていたかもしれない』
  ということをご紹介しますので、子供がいじめに遭っていて悩んでいる方は参考にしてください。

  私の場合小学校からからかいに遭っていたのですが、その時一度だけ親に相談しました。
  またそこで返ってきた答えが『無視すればいい』だったのです。

  ですが当時の私はすぐに感情的になりましたし、
  『からかってくる人間を無視して放置するなどできない』
  と考えていたためそれを受け入れることはできませんでした。

  つまり、しっかりやり返して懲らしめたかったのです。
  しかしながら親の見解は無視をすることであり、さらに私の場合、
  父親から『顔は殴るな』という教えがあったため相手に恐怖を植え付けることもできず、
  からかわれたら追いかけてそれなりのことはするのですが、結局治まることはありませんでした。

  『無視すればいい』こう言われた時に私が感じたことは『この人に相談しても無駄なんだな』ということです。
  結局、自分が求める答えとあまりに違っていると子供は希望を無くします。

  ですのでまず必要なことは『子供は今どんな状況にあるのか』と親が理解することです。
  私の場合も、親はそれほどひどいと理解していませんでしたし、現在でも分かっていないはずです。

  だからこそしっかり対処することができずにいじめが続いた訳で、
  『親が状況を知っているかどうか』これは大切なことなんです。

  また子供から相談された時には、
  すぐに自分の見解を言うのではなく『自分はどうしたいのか?』と聞き返してみることも大切です。

  子供の場合、『止めさせたい』『やり返した』という願望は持っていても、
  その方法が分からないことが多いですから、
  親は希望を確認した上で方法を教えてあげることです。これが『味方になってあげる』ということでしょう。

  つまり『私の子供がいじめられている』と学校に訴えるのではなく、
  『ならばこうするといい』と子供が望む答えを示して見守ってあげることです。

  学校に訴えていじめが無くなっても子供は強くなれませんから、
  こういう時に考えることは『どうすれば自分の子供が負けないくらいに強くなるか』これを考えることです。


  『親がどこまで出ていくか』これはとても難しいことですが、
  近年は『出過ぎている』と私は感じています(2014年現在)

  これはもちろん『出過ぎることはいじめられている子供にとって良くない』という意味で指摘しています。
  先ほども書いた通り、何でも親が解決していたら、子供は自分の力で勝つという習慣が身に付きませんから、
  それが問題なんです。

  親の役割は『勝つための方法を教えてあげること』そのためにはしっかり子供と向き合って、
  子供の立場になって考えなければ必要な答えなど出てきませんので、状況をよく理解してから言葉を選びましょう。

  その上で『そんな奴ぶん殴ってやれ』これが答えならば全然いいと思います。
  ですが暴力は、最終的には自分の首を絞めることになりますので、
  そういうことも十分に考慮した上でサポートしてあげましょう。