自分がメンバーかどうかを考えること

自分がメンバーかどうかを考えること

自分がメンバーかどうかを考えること

  いじめ対策として大切なことは『自分がそのメンバーに含まれているか』これに敏感になることです。
  学校ならば『普段のメンバー』『遊び仲間』というのがあるでしょうし、職場ならば『飲み仲間』があるでしょう。

  こういうメンバーやグループに自分が含まれているのか、これを把握できているだけで、
  いじめの回避につながることがあります。

  というのも『メンバーでもない人間が入りたそうにすると、
  いじめのターゲットにされる』という傾向があるからです。

  例えば自分もそのグループに入れて欲しいからとくっ付いて歩いたら、
  その時点で力関係ができてしまいますよね。

  他のメンバーからすれば『どうでもいい奴』、
  しかし自分は入れて欲しいから『なんでも聞いてしまう』という関係性で、
  何を言われても、また何をされても反抗できない状態を自分から作ることになってしまうのです。

  私もこれをしてしまい反省したのですが、私の場合は社会人になってから、職場で省かれてしまい、
  職場だったこともあり『自分も仲間に入れて欲しい』という気持ちを持ってしまいました。

  もちろん受け入れようとしてくれた人もたくさんいたのですが、『実行犯』とも言える首謀者が最も年配だったので、
  その人物に気に入られない限りどうにもならなかったのです。
  結局私の場合、散々追いかけましたがどうにもならず、3年で退職しました。

  ですが、だからこそ今感じるのですが、『そもそも自分はメンバーではない』この考え方も必要だと思えたのです。
  もちろん当時の状況を考えれば、『数十人いる若手社員の中で自分だけ誘われない』ということですし、
  職場でどう考えても省かれていると感じていましたから焦りましたが、
  そこで大切なことは仲間に入れてもらうことではなく、しっかり仕事をすることだったのです。

  また、『相手が自分を嫌って受け入れないのならば、自分も同じ態度を取る』これが大切だと感じました。
  『嫌われているのに求めてしまった』これが最大の失敗で、こんなことをしたからこそ相手はつけあがり、
  最後の最後まで誘われることがなかったんだと反省しています。

  ですので、省かれているのならば求めないことです。
  そもそもメンバーではありませんし、自分を嫌っている人間のことは自分も嫌い返しましょう。

  『売られた喧嘩は買う』これが大切なんです。
  『喧嘩などしたくない』こんな考え方を持ってしまったら自分だけが不快な思いをしますから、
  『コイツは自分を嫌っているな』と感じたら、思いっきり嫌うように心掛けましょう。


  『人を嫌いになれない人』こういう人がいじめられます。
  これでは自分を守れませんから、
  『自分が否定された』『受け入れられなかった』これがあったらとにかく嫌いになりましょう。

  嫌うことは悪いことではありません。むしろ自分を肯定するために大切なことです。
  『仲間に入れて欲しい』こうやって思っている時点で負けですから、敢えて避けるようにして勝者になりましょう。