簡単には笑わないこと

簡単には笑わないこと

簡単には笑わないこと

  笑顔には様々な効果があり、その中でも『私はあなたを受け入れます』という意味があるため、
  嫌いな相手に対しては笑ってはならないというのが人間関係の常識なんです。

  いじめに遭っている人の中には『嫌だけど笑ってしまう』という人もいるのでは?
  元々笑う癖がある人も多いですし、優しい性格の人は特に、
  『そうしないと相手が可哀相』と考えてしまいますから笑顔になりがちなんです。

  ですがそれをするからこそいじめる人間はいじめやすくなります。
  ですので、『いじめに遭っている時には笑顔禁止』これを自分に言い聞かせ、しっかり対策するようにしましょう。

  例えばいつもからかってくる人間がいたとして、それを不快に感じながらも笑顔で聞いてしまっていたら、
  相手はどう受け止めるでしょうか?

  『コイツは不快に感じている』とは思いませんよね。
  というのも『何を言っても笑顔』なんですから、本当はどう思っているかなどを考えることもなく、
  『言っても大丈夫な奴』と思うだけで、言いたいことを言いたいだけ言ってくることは当たり前です。

  もちろん、『だからと言ってからかうのは人間としておかしい』というのは正論です。
  ですが、全ての人間が人としてできているとは限らないのです。

  むしろできていない人間の方が多いからこそいじめがある訳で、
  『あれはおかしい』『止めるべきだ』と考えていても解決することはありません。

  私自身これにはかなり葛藤しましたし、
  『悪いことをする人間がおかしい』『自分はそんな人間になりたくない』とも思いました。

  しかし『悪に対してはそれなりの対応をする・できなければならない』というのが人間関係です。
  どれだけ平和主義の考え方でも、攻め込まれたらそれ以上の力で反撃しないと自分がやられる一方となります。

  『自分を守るために相手を懲らしめる』これは必要な力です。
  そのためならば相手を罵倒したり侮辱すること、さらには痛めつけることも仕方のないことですから、
  『笑ってあげないと可哀相』こんな考え方を持つ必要はありませんし、
  自分が笑わないことによって相手がつまらなそうな顔をしても、
  『それで良い』と思えるくらいの強い気持ちを持つようにして、『自分』を守るようにしましょう。


  いじめられている人の中には『自分を犠牲にして人を優先にする』こんな考え方の人もいると思います。
  自分の主張はこうだが、相手は違うというからそれに合わせるなどのように、自分が我慢してしまうということ。
  これは違いますので注意しましょう。

  我慢したらダメです。
  もちろん必要な我慢もありますが、そうでない我慢をしていることが多いですから、
  『相手がこうしたい』と言ってきても『自分はこうだから』でいいのです。
  『自分の意志をはっきり伝えること』これもいじめ対策として大切ですから、それができる人間になりましょう。